ライダー江口謙 選手から
昨年まで全日本選手権でJSBクラスで戦っていましたが、
今年は参戦を見送ってオートバイ関係の仕事でも始めようかと思っていました。
そんなある日、筑波サーキットをうろついていると長谷川さんに「全日本に出ていないんなら、
TG-RUNからフリーランスにでも出れば!?」とお誘いを頂きました。
以前からイベントレースには興味があったものの、出場の機会がなかったので即OK
の返事をして社長の杉本さんと会う事ができました。
第一印象は・・・怖そうな社長さんだなぁ・・・と思いましたが、
お話するとすぐに間違いに気づきました。とてもバイクが好きで
純粋にレースを楽しんでいる方なんだと分かりました。
なんせイベントレースは初めてなので、
自分が何のバイクに乗るのかも分からない状態で筑波サーキットに行くと、
ハイエースから降りてきたバイクはGS1200SS!!
な、なんだ!この大きなスクリーンは!!?」と思いました・・・。
今まではCBR954と1000RRしか乗ったことが無かったので不安もありましたが、
ジャンルの違うバイクでも速く走らせてこそ国際ライダーの務めだ!
と気合を入れて初走行に挑みました。
長谷川さんが1分0秒は出ている、との事だったのでまずは同じ位のタイムを・・・と思っていたら、
これがなかなか大変!
鉄フレームのオートバイのクセを身体に覚えさせるのに精一杯で初走行を終えました。
後日2回目の走行では、友人などから情報収集をして
鉄フレームの走らせ方を勉強してきたので方向性が見えて来ました。
自分なりにもバッチリ決まれば59秒台には入れられる状態が見えたので
本番前のテストはいい感じで終わりました。
レースウィークになると、全日本と違いフリー走行が無く予選時間も短かったので少し戸惑いました。
事前テストでの車体のセットが良かったので安心していたのですが、
車体バランスが変わってしまったようでフィーリングが変わってしまい59秒台に
入れる事が出来ませんでした。
でも、一応ポールポジションでコースレコードだったのでちょっとうれしかったです。
久しぶりのポールからのレースなので決勝が楽しみでした。
ところで、サインボードを見ると「TEAM 義丹」って書いてあるじゃぁないですか!
義丹って言えば・・・あの人しかいないよなぁ?
と思っていると杉本社長が「明日は義っちゃんもくるからさぁ!がんばろうぜぇ!」って、
やっぱり大鶴義丹さんか!!芸能人の方と接する機会など
あまり無いのでちょっと緊張しちゃったりしてました。
でもレースが近づくといつもと同じようなレースモードに入ってマイペースを維持できました。
決勝は、ホールショットを取って逃げてしまおう!・・・などと思っていましたが、
GS1200SSでスタートした事が無い事をグリッドで思い出し、
細心の注意を心がけてスタートしました。
慎重になりすぎたのか普通のスタートになってしまい2位で1コーナーに入って行きました。
1位の人の後ろで張り付いて最終ラップで抜けばいいだろう、と作戦を変更して後ろを走っていると・・・
1位を走るCB1300のバックストレートが速すぎる!!
1周のタイムはGS1200ssのが速いけど
バックストレートでこれだけ離されると厳しいなぁ・・・と思ったので、
残り3周に1コーナーで前に出て引き離す作戦に切り替えました。
最終コーナーから1コーナーまでで真後ろに付く事が出来たので勝機はある!と思い
ダンロップコーナーでビッタリ後ろに付きバックストレートで少しでも離されない用に準備していた、
まさにその時!!シケインの切り替えしでフロントタイヤが無くなったように転倒してしまいました。
全く予期していなかったので、何が起きたのか良く分からないままマシンはクラッシュパッドの上まで
舞い上がってしまうほどの大クラッシュを演じてしまいました。
冷静にレース展開を組み立てていたのに転倒してしまうなんて・・・杉本社長〜!義丹さ〜ん!ごめんなさーい!
レースが終わってレッカーで帰ってくると、
「いや〜、盛り上がったねぇ!」なんて言われてしまったのですが・・・結果が出せなかった事が本当に申し訳なく思い、
どうすればいいか困っていると「えぐっちゃん、
これで次もGS1200ssに乗ってリベンジしなきゃいけなくなっちゃったねぇ」と杉本社長に言ってもらえたので、
次回のレースこそは表彰台の真ん中に上がるべく、全力を尽くす事を心に誓って
筑波サーキットのテイストオブフリーランスを終える事ができました。
足回りのセッティングでカロッツェリアジャパンの方々には大変お世話になりました。
わがままを聞いて下さってありがとうございました。
TG-RUNの皆、杉本社長、義丹さん、
次回は岡山国際サーキットのモトルネッサンスがんばりますので、応援よろしくお願い致します!!